私の会社は東大大学院卒の人もたくさん入社するようなエリート揃いの会社だが、
いくら勉強が出来ても仕事がちっとも出来ない人って一定数いる。
難関の入社試験を通って入社したんだろうに、面接官はどこを見ていたんだろう？
と疑問に思うほど、仕事が出来ず、違う部署にたらい回しにされたり、
仕事が与えられず窓際っぽくなっちゃう人も…。
私の部署に、そんないかにも使い物にならず仕方なく雑用をさせられている
男の子が毎日書類を運んでくる(同じ部署ではない)。
一日に何回も何回も、時には用がなくとも来るので、余程暇なのだろう。
少し鬱陶しく思って彼を眺めていたら、また声がした(気がした)
上下ではなく、お役目なのだ。
あ～～そうか～・・・
確かに、バリバリ出来る人ばかりでは仕事は回らない。
バリバリ出来る人は雑用はしたがらないし、そんな暇もない。
バリバリ出来る人は他人のサポートもしている暇がない。
この仕事はできない彼も、人のサポート役としては最適なのかも。
出来る人が上なのではなく、出来ない人が下なわけでもない。
ただ、そういうお役目なのだ。
これからの時代はピラミッド的な上下関係ではなく、
平面の曼荼羅。
そんなイメージを受け取った(気がした)
