楽~になる生き方

楽~に、心地よく生きていこう

ゆるすということ

 

昨年末に久しぶりに「ゆるせない」と思うような出来事があって、
しばらくその人を避けていた。

ゆるさない、と言うことは、自分を縛ることだ。
同じフロアで仕事をしているその人を避けるということは
なかなか至難の業で、どうやったってぎこちなくなってしまうし、
いちいち遠回りしてみたり、なるべく動かないようにしてみたり・・・

とにかく不自由なのだ。

新人の子を紹介しなくてはいけなくなって、
久方ぶりに話しかけた。
そしたら、一気に楽になった。
自分を縛っていたのは、自分だったんだとその時やっと気付いた。

「許せない!」と決めることは、しんどい行動や結果を生む。
スーッと流してしまえばいいのだ。忘れるのだ。
許せなかった出来事を反芻してはダメだ。

忘れちゃえばいいのだ。

それが出来なくて苦しむんだけど・・・


最近、「女帝」という古い漫画を読み始めた(めちゃコミで^^;))
ドラマや映画化もされている有名な漫画たけど、
それらは全く見たことがなかったので、内容は知らなかった。
まあなかなかアダルティーな話なんだけど(^_^;)
とにかく主人公が縛られまくっている。復讐という鬼に。
許せない人達に復讐するために、その美貌と若さを売りに売る。
頭脳明晰がゆえに、のし上がっていくお話なんだけど、、、

忘れてしまえばいいのに。
自分を踏みつけた人たちのことなんか。
忘れて、好きな人と幸せになったらいいのだ。

まあ、それじゃあヒット漫画にはならないけどね(^_^;)
私は、こんなに頑張って頑張って自分を犠牲にすることは
自分で自分を踏み付けていることと同じで、
つまり自分と母親を踏み付けた!と復讐しようとしている相手と
全く同じことをしていると思った。

もっと楽に生きればいいのに、、、

許せない!と決めることは、とても苦しい。
ゆるすということは、自分を赦すということなんだと、
自分で自分を縛っている鎖を外すことなんだと、
「女帝」とは全く次元の違う小さな出来事から
実感した今日この頃でした。